【音韻論(phonology:英語)】
音韻論(おんいんろん)とは、言語がどのような音が言葉を構成していて、どのような働きをしているかという機能を研究する言語学の一つの分野で、ソシュールによる「言語の差異化と恣意性の思想」を受けついで発達したものです。
この音韻論は、「音声学」に依存している研究分野でもありますが、音声学との決定的な相違点は、音声学があくまである実際に発している言語音の「音」そのものを重視しているのに対して、人が単語を発声する際に、その単語を発音するための最小単位となる音である「音素」という抽象的なものを重視して研究されています。
ただし、その具体的な研究対象や概念は、学派によってかなり違いがあるのも事実となっていますが、だいたいどの学派においても、音素という基本単位に関して、言語音がどのように並べられ(音素配列)、入れ替わり(音韻交代)、意味を区別するか(弁別機能)を調べる研究が主となっているようです。