【アゴーギク(Agogik・ドイツ語)】
アゴーギクとは、音楽演奏におけるテンポやリズムを意図的に変化させてしまう音楽上の表現方法です。
ディナーミクという「強弱法」との対比として、「速度法」や「緩急法」とも呼ばれています。
音楽に一定のテンポやリズムを早くしたり遅くしたりなど、微妙な変化をつけることによって、表現を豊かに演奏できるので、演奏者にとって重要な表現方法の一つとなっています。
一般的に、同じ速度記号が続く間にこの表現方法が利用されることが多くなっていますが、そのテンポを大幅に変えてしまうと別の音楽となってしまう恐れもあるので、変化はその速度記号の示す範囲を大幅に超えて演奏されることはあまりありません。
特にクラシック音楽の独唱曲でアゴーギクが重視されていていますが、器楽曲においては楽譜上に指示されていないアゴーギクはほとんど認められていません。
デュナーミクは演奏者が自由に演奏できる範囲が大きいのに対して、自由度は低いといえるでしょう。