【数字付低音】
数字付低音(すうじつきていおん)とは、西洋のバロック音楽で使用された記譜法で、一つの低音に数字、または半音変化の記号を付加して記述したものです。
音符の上、あるいは下の位置に数字を付加して、通常はバス記号(ヘ音記号)で書かれています。
通奏低音の和音楽器の演奏のためのものとなっていて、多声部をもつ合唱曲も低音だけなら、チェロやコントラバスなどの低音楽器とチェンバロやオルガンなどの和音が出せる楽器とで演奏できます。
その際に、和音楽器の演奏者は、低音の旋律の上に数字と記号に従って、和音の音を乗せて即興的に演奏することになり、本来何の和音にするのかということは演奏者に任されることになりますが、他パートの音から即興的に判断するのは難しいので数字を音符に付しておくのです。
その数字は、低音からの音程の度数を表記するので、例えば、「5」と記されているなら低音の上5度の所に音があることを示しています。