調性音楽

【調性音楽】
調性音楽(ちょうせいおんがく)とは、狭い意味では西洋音楽における長調または短調によって統一されている音楽で、広い意味ではある中心音が存在している音楽のことを指しています。
以前は狭義的な意味で用いられることがほとんどでしたが、現在では、旋法も包括して調性音楽とする広義的な意味における用法も定着しつつあります。
ある音楽の中に中心となる主音が存在するとき、その主音は楽曲に大きな影響やイメージを与えることになります。
例えば、ハ長調だと、ド、または主和音に向かって進む力を感じられます。
「調」とはその力関係のことを指していて、そのような中心音が存在する音楽のことを調性音楽といっています。

元々は、16世紀のポリフォニー音楽が複雑化したために、技法が難しくなると共に中心音が浮かび上がってくるようになり、17世紀の器楽曲の発展により誕生しました。
そして19世紀後半以降の「無調音楽」が登場した際に、その対になる概念として整備された音楽的概念がこの調整音楽です。