無調

【無調(atonality:英語)】
無調(むちょう)は、別名、「無調性(むちょうせい)」とも呼ばれているものです。
その意味は、調性のない音組織のことであり、厳密に言うと、特定の主音や終止音がなくて、和声的な分類体系が全くなく、全音階的でないものを指しています。
すべての音の価値を均一化することによって相対的にする音楽ともいえるでしょう。

この調性のない音楽のことを無調音楽といい、19世紀末期から20世紀初めにかけて形成された音組織の概念となっています。
戦争という背景をもとに、絶望と復興の混沌とした時代を反映するものとして台頭しました。
この無調音楽の表現を切り開いたのがシェーンベルクです。
現在も無調は根付いていて、種々の大衆音楽にも影響を与えています。
特に電子音楽や効果音などの基となっています。
一方で、一般の聴衆者にとっては難解な音楽というイメージがあって、不協和音が多く使われていて意味不明の音楽という印象を持たれることが多いようです。